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気づけば色んな国へワーホリに行っていたまっすぐじゃないやつの思い出話

【ワーホリ/AU】ファーム仕事のために赴いたら到着直後に「仕事がない」と言われすぐ出て行った話

こんにちは。お越しいただきありがとうございます。
今回はオーストラリアであったセカンドビザ獲得のため紹介されたファームに行ったら「仕事がない」と言われすぐ出て行った時の思い出話です。
恨みつらみのこもった内容となりますため、ご了承いただける方のみお読みいただけますと幸いです。

 

▼セカンドビザとは?

念の為の前情報。オーストラリアのワーキングホリデービザの期間は何もしなければ1年ですが、ある条件を満たせば最長3年滞在することができます。その条件の1つが”オーストラリア政府に認定された特定の業務・区域で一定期間以上労働”をすることです。

まず期間に関して、セカンドビザ(2年目)を申請するには3ヶ月(88日)以上、サードビザ(3年目)を申請するには(セカンドビザで滞在中に?)6ヶ月(179日)以上、認定業務・区域で働くことが求められます。ちなみにこれは一度で日数を達成する必要はありません。合計で上記日数を超えていれば複数箇所で働いたり、期間が空いていても大丈夫だそうです。

次に認定業務・区域に関して、これがなかなか色々とありまして北部や地方・僻地での[観光業・ホスピタリティ業(シェフや観光バスドライバー等)]、地方での[漁業・真珠製造?][鉱業][建設業][林業]などなど。他にも政府HPを見ると[山火事・洪水の復旧作業]や[コロナ関連のヘルスケアや医療部門での業務]なんてのもありました。
その中でもメジャーなのが[ファームジョブ]と呼ばれる分野です。筆者ははじめファームジョブと聞いた際、「牛の世話とか?」と思っていましたが、よりメジャーなのは『果樹園』でのお仕事のようでした。フルーツのピッキングとかパッキングとか。

ということで筆者も多数派に倣い、ファームジョブ(果樹園)でセカンドビザ獲得を目指すべく動き始めました。

※相変わらずのざっと見調べなのできちんとした情報はきちんとしたところでご確認ください。

 

▼仕事探し

ファームジョブ探しはオーストラリアに渡航する前に始めました。「渡航後すぐにファーム仕事をやってセカンドビザ申請権利をちゃっちゃと獲得しちゃおう」という魂胆だったからです。今回関わってくるファームはFacebookの”ファームジョブ求人”なるグループの投稿から見つけました。ちなみに求人内容はとあるフルーツのピッキングでした。

求人は日本人女性M氏が”代理”で投稿していて、応募以降のやり取りもその方とでした。ただし、本人は既にそのファームを辞めているとのこと。そこに若干の違和感を覚えたものの、レスポンスは早いし、質問したことには丁寧に回答してくれていたし、ファーム仕事におけるアドバイスなんかもくれ、違和感はすぐに消え去り、なんなら「(良い人だなあ)」とすら思っていました。「ゼッタイカセゲマス!!」「オオテファームダカラアンシン!」という言葉も真に受けちゃったりして。。。

フルーツピッキングの求人投稿だったものの、M氏の説明だと、

 ・ピッキングの時期に入っているけど、フルーツの実り量的にウェイティングの人が出てきている
 ・ウェイティングになった人にはパッキングをやってもらっていて、仕事がないなんてことはない
  (ただしパッキングはピッキングよりも稼ぎが悪く、労働時間も長いとのこと)
 ・大体1週間でウェイティングは終わりパッキングからピッキングに移れている
 ・時期的にそのウェイティング状況も今後は改善され、もっと早くピッキングに移れるようになる

とのこと。”ピッキング以外の業務は全然稼げない!”といった体験談ブログも少なくはなかったのでピッキング以外の仕事は避けたかったのですが、そのウェイティングやらとの期間もそう長くないようなので、このファームで働くことを決めました。

 

▼嵐の前の小バカンスと国内移動

オーストラリアに着いた最初の数日は都市メルボルンで過ごすことにしました。これから長きに渡る地方での田舎生活に向けて、発展した環境にさよならするためです(笑)

オーストラリアに着いてからもメインのやり取りはM氏とでした。現地で面倒を見てくれる予定の韓国人C氏の連絡先も聞いていたのですが、挨拶や仕事のスケジュール的な質問のメッセージを送っても、「空港に着いたら連絡してくれ、ピックアップゾーンで待ってる」という返答のみでした。「C氏は忙しくしている且つ連絡不精」と聞いていたし、M氏が間を取り持ってくれていたので当時は「(まあいいか)」と胡散臭さを感じつつも、その時はそこまで重く見ていませんでした。

そしていよいよメルボルンから移動する日がきます。ファームは遥か遠く離れた地域にあるため、メルボルン空港から最寄りの空港まで国内線で移動します。その間もC氏に「○時に到着予定です。よろしくお願いします。」と送ったりしましたが、相変わらずコピペしたかのように「空港に着いたら連絡してくれ、ピックアップエリアで待ってる」という返答でした。

「(コイツ本当に迎えにくるのか・・・?)」と疑いを持ちつつ、言われた通り空港のピックアップエリアで待っていると車が目の前に止まります。C氏であることを確認し、ちゃんと迎えが来たことへの安心感と疑ったことへの罪悪感を抱え、スーツケースを積み、車に乗り込みます。

そして車はこれから住むシェアハウスへと向かっていきます。。。

 

▼音楽だけが響き渡る車内

目的地へと走行中、これからお世話になるわけだし、仲良くなって損はないとC氏に雑談やらなんやらと話かけてみました。しかし、C氏は一貫して無表情で返答も「Yeah」とか「Uh...」とかそんなんばかり。英語が苦手なのか、運転に集中したいのか、真相はわかりませんが、そんなそっけない態度が続いたのでこちらも興が削がれ、次第に話かけるのを止めました。

「(結構攻めた音楽を聞くんだな)」とかどうでもいいことを考えていたら、C氏が「今からスーパーマーケットに寄るから」と言い出しました。「(話せるんじゃん)」と思いつつ、生活に必要なものをそこで買えということだと解釈します。言っていたスーパーマーケットに着いたら、寝具や洗剤といったM氏から自分で用意する必要があると事前に聞いていた生活用品や食料などを購入していきます。買い物が済んだら車へと戻り、目的地であるシェアハウスへと向かいます。

(買い物中に車に載せたスーツケースと共に逃げられた際に備え、車のナンバーや外観を写真に収めていましたが、活用することにならなくて良かったです笑)

 

▼そして告げられる現実

そしてシェアハウスへと到着。補足情報として、そのシェアハウスは新たに借りたばかりで他の住人はまだいませんでした。家具家電は揃っているものの全て新品同様でまるっきり生活感がない状態。

着いて早々にC氏から「話がある」と切り出されます。ここでようやくタイトルの内容が出てきます。

C氏の説明は以下の感じ。

 ・今ピッキングもパッキングも人が足りていて現在割り振れる仕事がゼロということ
 ・いつ仕事を割り振れるかは全く目処が立たない。1ヶ月近く待ってもらう可能性もある
 ・ここで無収入の状態で仕事を待つか出て行くか決めて欲しい

文字通り開いた口が塞がらなくなりました。「(コイツは何を言っているんだ)」と。こっちの聞き取りミスかな?とダメもとで再確認してもみましたが、事実は覆りませんでした。聞いた感じ、ここ数日で事態が急変したとかではなくもっと前からそのような状況だったとか。それを今伝えてくる神経。。。とんだクレイジーもんでした、C氏は。。。しかも決断は今して欲しいと

気持ちの整理も追いつかない中で筆者が出した結論は『出ていく』でした。
いつ仕事がもらえるのかもはっきりしていないのに残るのは時間の無駄でしかないと思ったからです。

 

▼気を取り直して次へ

出て行くと決めたものの、そのファームでやっていくと思っていたものだから、次の行き先なんてもちろん決まっていません。そこでC氏に「次の行き場が決まるまではここに滞在させてほしい」と交渉してみます。多少の罪の意識はあったのかC氏は承諾し、且つ「その間の家賃は払わなくていい」と言ってくれました(「けれど、なるべくすぐ出て行って欲しい」とも言ってきましたが、、、)。こんな仕打ちを受けて滞在費まで請求してきたらどうしてやろうかと思っていた気持ちは隠したまま、「ありがとう」とお礼を言います。大人ですからね。

そして「自分は明日も仕事があるから」と最後まで配慮のない一言を残し出ていくC氏。そして残された筆者。気を取り直して新たな働き口を探し始めます。ここでの出来事のせいで疑心暗鬼になりながらも、なんやかんやで新たなファームをその日の夜に決めることができました。

C氏に出ていく日を伝え、せめてもと浴槽にたっぷりお湯を張って嫌なことを消化するようにしましたとさ。

 

▼疑問に思うこと

果たしてM氏はどこまで本当のことを知っていたのか、という点が疑問に残ります。
翌日M氏にC氏から聞いた情報を伝えると「ええー?!」みたいな反応が返ってきました。

本当に何も知らなかったのかもしれませんが(それはそれで大問題ですけど)、C氏の告白があった後となっては白々しいとしか思えませんでした。聞いてもいないのに「紹介料はもらってなくてボランティアでやっている」という謎の弁解もつけてきたので余計に。

 

まあ、今となっては過去のことです。

あなたも旨い話にはお気をつけて。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

Best wishes

 

 

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