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気づけば色んな国へワーホリに行っていたまっすぐじゃないやつの思い出話

【ワーホリ/カナダ】突然の辞令?!ディッシュウォッシャーから別ポジションに??Busserって???【CA028】

こんにちは、お越しいただきありがとうございます。
今回はディッシュウォッシャーとして働いていたのに「来週からこのポジションで働いてもらうねー」と突然言われたカナダ(バンクーバー)での思い出話です。

事前確認は、、、うん、なかった(笑)

 

▼理想的な職場

どこぞの記事でも書いた通り、ワーホリでバンクーバーに滞在していたとき、とあるラグジュアリーなレストランのディッシュウォッシャーとして働いておりました。

90%英語環境の中、英語がまだまだ拙い筆者にも同じ厨房で働くシェフたちは気さくに接してくれました。ヘッドシェフから「日本語のおはようとアメリカのオハイオ州って似てるよね!」という話を何度聞いたことか(笑)。朝からのシフトが多かったため美味しい朝ご飯を作ってくれたり、よく料理の味見をさせてくれたりと食費面でも美味しかったです。

職場は厨房なのでサーバーの人たちとの交流はあまりないかな?と思いきやそんなことはなく、サーバーの人がお皿を下げにきたら「もう慣れた?」と気にかけてくれたり、時には愚痴をこぼしてきたり、戻らなくていいの?と心配になるくらい雑談してきたりと、思った以上にサーバーの人たちとも交流する頻度が多かったです。接客業を選ぶだけあってフレンドリーな人が多かったためか、それともおどおどしていた筆者を気にかけ意図的に機会を設けていてくれたのか。。。

何が言いたいかというと、『人に恵まれた』と思える職場でした。また、黙々とした作業は元々好きだったので、延々と下げられてくるお皿たちを洗うこの仕事もそれなりに楽しんでやっていました。洗い場には超高水圧のシャワー(?)が付いていて、食洗機に掛ける前にそれを使って頑固汚れを落とす作業は爽快でした。

しかしそんな理想的と言っても過言ではない職場環境はそう長くは続きませんでした。

 

▼突然の辞令

ディッシュウォッシャーの仕事に慣れてきたある日、あれは採用されてからひと月経ったくらいの頃でしょうか、厨房に突如現れたオーナーに呼ばれました(オーナーは毎日レストランにいるわけではなく、別の場所にあるオフィスにいることが多いです)。

面接以降改まって話す機会がなかったため、何かやらかした?と少し不安になりながらオーナーの元へ向かいます。オーナーから「仕事は慣れた?みんな良い人たちでしょう?」と話しかけられます。なんだ、ただのフォローアップ面談みたいなものか、とお説教的なものではないと安心したのも束の間、なんだか様子がおかしいことに気づきます。オーナーが筆者の服装を吟味するかのようにじーっと見てくるのです。上は支給の厨房服だったので特に下の方、パンツと靴あたりを。

え、セクハラ?とは思わなかったものの居心地の悪さを感じていると、オーナーが口を開きます。
「これじゃダメね。黒いパンツと靴を用意してくれる?あと白のワイシャツも。」
と。筆者の頭の中が???で埋まっていくのに対し、オーナーは優雅なスマイルで続けます、
「あなたには来週から表で働いてもらうことになったから。」
・・・もう目が点です。

 

▼知らなかったのは当事者のみ

突然の通告に目が点になった筆者をよそに話はどんどん進んでいきます。オーナーが言うには、

・表(接客)側が今の人員だけだと回らなくなってきた
・サーバーは十分だが、バサーが必要
・ディッシュウォッシャーは現在3人いて常に2人体制だけど、平日は1人でも大丈夫そうだと判断
・となるとシフト的にディッシュウォッシャーは2人で十分
・1人あぶれちゃうのでその人をバサーにしちゃおう!(?)
・それは筆者にしよう!(???)

ということらしいです。いやいやいやいや、オーナーよ。。。

「本人の意思は?!」と思いましたが、圧倒的な存在であるオーナーが下した決断、また、同じく厨房にいたシェフたちも「プロモーション(昇進)だな!おめでとう!」と囃し立てる中、NOと言えるわけもなく受け入れるしかない筆者でした。オーナーが去った後に出勤してきたサーバーの1人からも「プロモーションおめでとう」と声をかけられます。”出勤してきたばかりなのになぜ知っている?”と顔にでも書いてあったのか、事の経緯を説明してくれました。

なんでもこの日の前日(筆者お休みの日)にあった定例ミーティング(運営的な内容のためかディッシュウォッシャーは呼ばれない)で、どのディッシュウォッシャーをバサーにするかが話し合われ、そこで決まったとのこと(なぜ筆者になったかの経緯とか理由は忘れました)。だから本人の意思。。。

・・・ところでバサーとは?

 

▼バサーというお仕事

英語で書くとBusser、別名でF&B(Food and Beverage) Runner(またはRunnerとだけ)】と呼ばれるポジションです。このポジションの主な役割は用意された料理や飲み物を提供したり、終わったお皿を下げることです。注文を取ったりお会計はしません。それらはサーバーの仕事です。

多くのレストランでは1テーブルに1人のサーバーが付き、原則その人がそのテーブルの注文を取ります。他のサーバーに追加注文しようとしても「あなたのテーブルの担当サーバーを読んでくるから」となるのが一般的です。しかし、複数のテーブルへの接客を全て1人で担うのは大変、、、そこでバサーの出番となるのです。前述した役割でサーバーを助けます。いわばバサーはサーバーのサポートといった感じ。

 

▽チップに関して:
カナダにはチップ文化があります。お会計にプラスしてお会計額の10〜20%程度を支払うのがマナーとされています。そしてそのチップはお給料とは別で担当したサーバーに渡されます。なのでよっぽどのことがない限り、複数のサーバーが1つのテーブルを接客することがないのです。チップの采配がややこしくなりますからね。
しかし例外があります。それがバサーです。バサーは折半ではないものの各サーバーが稼いだチップの数%を分けてもらえます。お手伝い料ですね。

バサーに関してはこんな感じです。

※あくまで筆者が働いたレストランの情報が主体なので他所では異なる可能性があります。

 

▼そんなこんなで

愛着が湧いてきたディッシュウォッシャーポジションとはおサラバすることとなり、バサーとしての道が新たに開かれたのです!

指示された白ワイシャツ・黒パンツ・黒い靴はお達しが出たその日のうちに買いに行きました。ちなみに自費!まあ時給上がったし、チップのおこぼれもらえるようになったし。。。

バサーになってからの思い出話はまたいつかの機会に。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

Best wishes

 

 

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