【ワーホリ/カナダ】スポンサーが付きかけた話【CA029】
こんにちは、お越しいただきありがとうございます。
諸々とした事情により更新期間が空いてしまいました。ただ、1ヶ月以内に戻って来られたことにホッとしております。今は前のペースを取り戻し、空白期間で培われた3kg分の魂を削るべく奮闘中でございます。
さて、今回はカナダのバンクーバーで起きた【仕事先でスポンサーのオファーをされかけられた】時の思い出話です。
あくまでも”されかけられた”という未遂のお話。。。
▼就労ビザについて
念の為の前置き情報。日本人がカナダで働くには”就労ビザ”が必要です。この就労ビザ、色々と種類があるのですが、大きく分けると『オープンワークパーミット:Open Work Permit』と『クローズドワークパーミット:Closed Work Permit』の2つに分類されます。オープンは雇用主・職種が限定されず(どこでどんな職に就くかは本人の自由)、クローズドは雇用主・職種が限定される就労ビザです。ワーキングホリデーは前者のオープンに分類され、今回のお話は後者のクローズドに関連したものとなります。
クローズドワークパーミットは雇用主の協力ありきのビザです。なんせ雇用主は「スポンサーになってやるよ」というオファーを出すだけではなく、LMIA(Labor Market Impact Assesment)という外国人の雇用が適切かどうかの審査(カナダ人の雇用枠を奪ってまでその外国人を雇う必要性の証明)を受けねばなりません。しかもLMIAの審査費用は$1,000だとか、、、雇用主の負担が半端ないですね。
※筆者のざっと見調査結果のため、きちんとした情報は他でご確認くださいませ。
▼それはある日突然に
いつも通りバサーとしてラグジュアリーなレストランで働いていたある日、マダムなオーナーがゴージャスな衣装と優雅なスマイルを携えて現れます(オーナーを前にするといつも目がチカチカするような気分になっていました笑)。
※バサーというお仕事とそのポジションに就くことになった経緯は以下に書いてあります。
【ワーホリ/カナダ】突然の辞令?!ディッシュウォッシャーから別ポジションに??Busserって???【CA028】 - 気づけば4カ国ワーホリに行っておりました
職場環境のことやなんてことのない世間話をしていた中、オーナーが尋ねてきます、「XXXのポジションやってみない?(ポジションの詳細は企業秘密))」と。以前から本気が冗談か判断しかねる感じで「興味ない?」と何度か言われてきましたが、こうして改まった感じで聞かれたのは初めてでした。「(興味はあるけども・・・)」とどう返答したものか考えていると、オーナーは話を続けます。
なんでもありがたいことにこれまでの働きぶりや同僚からの評価から、ワーホリ期間終了後も続けての雇用を検討してくれていたようでした。そのために運営においてより重要なポジションを打診されたのです。LMIA申請においてバサーポジションは弱かったんでしょうね。専門性なんてない、言ってしまえば替えなんていくらでもきくポジションですから。
「(とても嬉しいお話なんだけど・・・)」と複雑な気持ちで聞いていたら、オーナーが訪ねてきます、
オーナー:「ワーホリ期間はいつまでだっけ?」
筆者:「あと2週間で終わりです。」
オーナー:「・・・」
筆者:「・・・」
若干気まずい沈黙が流れた後、苦笑いで「Never mind」と言ってオーナーは去って行きました。申請から承認までどれくらいかかるか定かではありませんが、2週間は流石に時間が無さすぎたのでしょう。現場マネージャーとは既に最終出勤日の話もしてあったのですけどね。オーナーにはまだ通っていなかったみたいです。相変わらず現場とオーナーの情報共有はいまひとつのようでした。
それでその話はそれっきり。それ以降蒸し返されることはありませんでした。
▼結局はもしもの世界
あの時ワーホリ期間がまだまだ十分にあって、スポンサーオファーの具体的な話を持ち出され、受け入れていたら、、、なんて妄想を時々していました。それはそれで面白い経験ができたのだと思いますが、結果論として計4ヶ国ワーホリで行くという経験ができたこっちの道でそれなりに満足しています。そのおかげでワーホリ終了後もこうして海外にいる今があるわけなので。
・・・余談ですが、レストランに後任者として紹介した友人が見事クローズドワークパーミットを獲得したという報告を受けました。嬉しいことなんですけど、それを聞いた際ちょっとだけ複雑な気持ちになったのはここだけの話。。。
最後までお読みいただきありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
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